よろこびの予感/前川清
テイチク(TECA-11658)
\1100
12.27更新
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2004.12.16発売

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・マキシシングル

・カラオケ歌唱ワンポイントアドバイス付

・メロディー楽譜付

・音域&キー表示付

・歌いやすいメロディー付カラオケ入り

・前後ダブルジャケ


 昨年の京平先生は、TOKIO「AMBITIOUS JAPAN!」でチャート1位を獲得。これで遂に60年代、70年代、80年代、90年代、そして2000年代の5decadeにおいてNO.1ヒットを残すという、前人未到の偉業を成し遂げてしまった。紫綬褒章をもらってメディアの取材まで応えていたことから比べると、今年は静かな活動でした。

 個人的に鬼門だった安倍麻美とも「卒業」で縁が切れたし(ホッ……)、上原多香子「ブルーライト・ヨコハマ」と奥村愛子「冬の光」はCCCDだから買ってないし……と、さびしい思いをしてたけど年末にかけて、岡本知高とかこのシングルとか、とても精力的ですね。来年早々にはテレビ出演までされるというから本当に驚きです。

 昨年、野口五郎「Sweet Rain」で松尾潔と組んでコンテンポラリーなR&Bに挑んだのとは対象的に、本作ではデビュー以来の伴侶・橋本淳とのコンビ復活となった。ちあきなおみに始まり、谷村新司、石川さゆり、高橋真梨子、井上陽水、柳ジョージと続いた、歌の上手い大物歌手との“異種格闘シリーズ”の延長線上にある企画といってよいのかな。厳密にいえば前川清との接点は過去にもあって、78年にクールファイブ「さようならの彼方へ」を書き下ろしてはいるんだけど、グループのときとはスタンスも違うということで。

 「よろこびの予感」は、なんとレゲエ! サウンドの方はジャマイカを感じさせないオーセンティックなものに抑えてありますが、この軽快なリズムで、前川清のウリとなってるあのビブラートを、極力封印してしまおうという大胆な試み。ちょっと引きずるような彼独特の節回しが、楽曲に落ち着いた大人の深みを与えている。もちろんノリが悪いというのとは、明らかに違うわけで、さすがのボーカルですね。♪幸せになれた〜♪の“グリスダウン”は必聴もの(特に3コーラス目はすごい)。 メジャーながらどことなく哀愁味漂うメロディーは、京平先生ならでは。

 「愛を下さい」の方では、逆に前川節をたっぷり堪能出来ます。サビは「愛の賛歌」に通じるスケール感で、壮大に歌い上げてらっしゃいます。スパニッシュギターをフィーチャーしており、歌詞も含めて官能的な趣き。

 それにしても、このシングルのカラオケ対策は至れり尽くせりですごい。演歌系の方のシングルって、昨今こういうものなんでしょうか? カセットテープと兼用のせいか、小さ〜く折り畳んであるメロ譜入り歌詞カードが、なんか懐かしくて嬉しい。


01. よろこびの予感(作詞:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:若草恵)
02. よろこびの予感<オリジナル・カラオケ/Key:A♭>
03. よろこびの予感<一般用メロ入りカラオケ/Key:G>
04. 愛を下さい(作詞:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:若草恵)
05. 愛を下さい<オリジナル・カラオケ/Key:A♭>