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TRUST ME/森大輔
ワーナー(WPCL-70027) \1050 12.27更新
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2004.11.10発売 ![]() ・マキシシングル ・ワーナーミュージックが立ち上げた“アトランティック・ジャパン”の第一号アーティスト
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ブラックミュージックの名門レーベル“アトランティック”の日本部門をわざわざ擁しての厳かなデビューという、ワーナー期待の新人。ゴスペラーズ、平井堅、ケミストリーといったソニー勢がそれぞれおのれの“歌謡”に根差した和製ソウルで確実なマーケットを得ているのに対抗すべく、アトランティックの名を借りてきたのかな? うちはもっと本格的R&B志向ですよ、とでも言いたげな戦略を感じるわけだが。 アトランティックというと、イーストウエスト・ジャパン時代の山下達郎がアトランティックレーベルとの契約にこだわり続け、立派なラスカルズBOXをリリースさせたという、いい話を思い出すのですが、そんな達郎や、アトランティック名義でレコード出してた柳ジョージなどは、この“アトランティック・ジャパン”の誕生をどう思っているのだろう。なんにせよ、洋楽から乖離して、ますますドメステイックにタコツボ化し続ける“J-POP”世代においては稀有な存在として応援したいです。 ナイーブな印象のハイトーンは稲垣潤一を思い出させ、ところどころ鼻声っぽくなるとこは小沢健二に似ている感じもある。この二人における共通項は、ズバリ“筒美京平”なのですが……、と強引に京平先生を引き合いに出したようで、実は「TRUST ME」がとても京平先生っぽいのに驚いている。Aメロの二六抜き短音階や、きっちり日本語にフィットした譜割りなどがそう感じさせる所以か。サビで繰り返す転調や、メロディーを終始させないところなんかもデビュー作にしてプロの意匠だなあと感心しきり。2コーラス終わって出てくる♪I'll show you〜♪以降の新規メロ(これも京平先生はよくやりますね)に乗せてスキャットをバッチリきめて、これがこの曲のハイライト。 だがなによりも、京平先生好みの天性のアイドル声に心を動かされてしまった。その高音部が魅力的に響く曲作りで、ディーバ系の方々とは一線を画す、しなやかなフェイク、明瞭な日本語など、ボーカルにも好感が持てる。彼自身は久保田利伸のファンだそうで、確かにサビ前の2拍3連部分は「流星のサドル」を思い出させたりもする。 「TRUST ME」が、ブラスセクションもカッコよく、70年代フィリーソウルを感じさせるアッパーな作風なのに対して、「still」の方はしっとりとメロウなタッチで、グッと内省的な趣き。完全に一人だけで作ったプライベートな作品だからでしょうか。エンディングにかけて盛り上がりを見せる多重コーラスが美しい。
“森大輔”という堂々としたアーティスト名も素晴らしい。どうせならタイトルだって徹底して日本語のものにしたら新しいかも。「still」だったら「川辺」なんていかがでしょう。ピアノをフィーチャーしたアカデミックな音に傾き過ぎないことをお願いしつつ、アルバム発表を楽しみにしてます! 01. TRUST ME (作詞・作曲:DAISUKE MORI/編曲:DAISUKE MORI & NOBUYUKI NAKAJIMA) 02. still (作詞・作曲・編曲:DAISUKE MORI) |
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