THE GOOD-BYE
ビクター
10.1更新

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HELLO!THE GOOD-BYE

Good Vibrations

ALL YOU NEED IS…
グッバイに夢中!

4 SALE

FIFTH DIMENSION

#6 Dream

SHOUT!!

Album

Revolution No.9

HELLO!THE GOOD-BYE Good Vibrations ALL YOU NEED IS…グッバイに夢中! 4 SALE
2004.9.22
全9W発売!!













“The Good-Bye”
The Good-Bye検索結果

FIFTH DIMENSION #6 Dream
SHOUT!! Album Revolution No.9
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・全タイトル購入でグッバイのスペシャルCDがもれなく当る応募券付き!
〜12/31〆切
(当日消印有効)

・全タイトルにボーナストラック、未発表音源多数

・能地祐子書下ろしグッバイ・ストーリー「A PIECE OF THE GOOD-BYE」Vol.1〜9を各巻収録

・『SHOUT!!』には発売当時の長門芳郎によるオリジナル曲の解説あり

・本秀康イラスト=岡田崇デザインによるトータルパッケージ

・『Revolution No.9』には、本秀康書き下ろし画あり

『READY!STEADY!!THE GOOD-BYE!!!』レビューを開く

 記念すべき1st『HELLO!THE GOOD-BYE』には、同世代のロックポップスファンとして共感する点多し。Charに憧れる気持ちや「想い出のLONG VACATION」とか。「めちゃめちゃロックンロール」はCharからそんなヨッちゃんへ最高のプレゼント。ロンバケは当時みんなに愛され既に古典の域に達していたよね。「昨日まではFunny Boy」のモータウンビートは、前年のフィル・コリンズ「恋はあせらず」の影響で大流行してたっけ。オープニングを飾るに相応しい「TAKE OFF」や、「Good-Byeのテーマ」などライブでの重要曲も収録。

 2nd『Good Vibrations』は、ヤッチン天衣無縫のボーカルが聴けるR&R「Midnight Train」でスタート。曲間なしで「DOLL」「モダンボーイ狂想曲」へと繋がる展開もスリリング。オールディーズ志向、ときに歌謡曲っぽい展開を見せるヤッチンのメロディーと対照的にヨッちゃんが作るのはソリッドなロック。「DOLL」の♪どうせ3日であきるさ♪は名フレーズとして一生心に残りそう。そして「Dear Friend」はジャーニズ史上に残る不朽のペンライトソング。

 川原ディレクターの嗜好以上にメンバーの個性が発揮されつつあるのが、3rd『ALL YOU NEED IS…グッバイに夢中!』。「摩訶WHO SEE議」は日本語ロック論争に一石を投じた(?)グッバイの一つの到達点。ビクターの先輩・新田一郎のブラスを借りてファンキーにブラッシュアップされている。この曲のヤッチンのボーカルは何度聴いてもたまらない、アォッ。最高傑作シングルと呼び声も高い「にくめないのがニクイのサ」。ヨッちゃんならではの楽しい言葉遊び、ヤッチンのポップかつセンチなメロディー、ツインリードボーカルならではの掛け合いやコーラス、サウンドに込められたビートルズトリビュートと、いずれの点でもスタイリッシュで完成度が高い。そんな野村=曽我フォーマットは他の曲でも随所に炸裂しこのアルバムで確立を見たと言える。それにしても「にくめない……」の歌詞違いVer.「異人さんにはわからない」のアナーキーさは凄い……。

 全体を通すとややチグハグな印象の『4 SALE』。諧謔性や実験度を増す野村作品と、より個のスタイルを極める曽我作品とに溝を感じなくもない。にもかかわらず2人がコンビを組むシングル作品などではグッバイならではの昇華を見せるところがさすが。ヤッチンによるモータウン総決算「LET'S GET TOGETHER」やオールディーズフレイバー溢れる3連ロッカバラード「Summer 1963」は、以降のグッバイで聴けなくなる貴重な作品。名曲「とLOVEるジェネレーション」の生成過程がうかがえる各バージョンはファン必聴!

 バンドとしての紆余曲折を経てたどり着いたのが、傑作『FIFTH DIMENSION』。同時期のシングル「TWO NIGHTS」「YES! YES!! YES!!!」を敢えて収録しないことからも彼らの意欲を感じる。榊ひろと氏は80年代のジャパニーズロック名盤3選に山下達郎『僕の中の少年』、パール兄弟『ブルー・キングダム』、それにこのアルバムを挙げている。今回のリイシューでも『5D』だけ、CDの背タイトル部分にあるビクター赤青2色マークが全体のデザインを考慮し特別にシルバーに統一されてる! つまりそれだけのアルバムってこと。
 アルバムタイトルはビートでジャンプの方でなく、ザ・バーズの同名アルバムから。バーズが従来のフォークロックから脱却し新しいサウンドを試みたように、今までのグッバイでは考えられないサイケデリックな作風やシリアスな言葉で埋め尽くされている。作品の一つ一つの出来も素晴らしいけれど、ロックバンドとしての自然な歩みに基づく音楽的成果を示せたことを嬉しく思う。尚、今回このアルバムのレコーディング風景を収めたDVDを見て『5D』に対する愛情がさらに深まった。エド・サリバンショー風「YES! YES!! YES!!!」(ヤッチンはちゃんとジョンのガニ股スタイルで歌い、なんとヨッちゃんはポールの立ち位置でベースを持ってる!)と映画「POP GEAR」風「白夜のREVOLUTION」のPVも最高です。それとライナーで読める当時のヨッちゃんの決意は衝撃でした……。

 『5D』以降、特に「のぞいてFeel Me,Touch Me」リリース以後はテレビ露出がグッと減って正直自分もグッバイをきちんと追いかけていませんでした……。たのきんの残り2人は20代後半に差しかかりアイドルとして一番難しい時期にそれぞれに新しい展開を模索してた頃。マッチは「愚か者」で87年のレコード大賞受賞。トシちゃんは苦戦しつつもドラマ出演を機に翌年「抱きしめてトゥナイト」で再び脚光を浴びることになる。しかしこの頃のジャニーズ事務所としては、何といっても光GENJIの予想を超えるブレイクによる社内シフトチェンジが大きい。たのきんだけでなく、シブがき隊(88年解散)や少年隊すら旧世代になってしまった感があった。グッバイも光GENJI景気と反比例の曲線を描くように地味になっていった頃だった……。

 『#6 Dream』は「のぞいて……」の落ち着いた仕上がりに端緒なリラックスした心地良さに溢れた好盤。「浪漫幻夢」はこの時期にジェフ・リンを追求したことがスゴい。これ以降ジョージ・ハリソン「セット・オン・ユー」のNO.1ヒット、トラヴェリング・ウィルベリーズに至るわけで、数年後の「ヒゲとボイン」におけるトリビュートとは状況が違うのです。この曲はヨッちゃんの山口百恵トリビュートでもあったんだね。♪星座の地図を頼りに2人で♪って歌詞は「乙女座宮」そのままです。ヨッちゃんの「Lonely Night」、ヤッチンのアルバムタイトル曲や、「Dear Winston」をはじめとして、随所に余裕というかある種の成熟を感じさせる。

 7thにあたる『SHOUT!!』は、60年代ブリティッシュ・ビートのカバーで構成された企画盤。つまり「DO YOU LOVE ME」はモータウンではなくDC5のカバーのカバーだし、「SHOUT」も50'sのアイズレー版ではないという彼ららしいねじくれ方。この中に自作のシングル「マージービートで抱きしめたい」を違和感なく紛れ込ませ、彼らの嗜好性をより際立たせている。それにしても、こんなバンドが芸能界のメインストリームにいたことつくづく驚かされる。「HOW DO YOU DO IT?」のヤッチンのボーカルは情緒たっぷり。個人的にはヤッチン選曲のゴフィン=キング作品「DON'T EVER CHANGE」に泣けました。ボーナス音源の「THE LOCO-MOTION」は60'sバンドに扮したグッバイがカバーしたらこうなるというややこしい位相を理解して聴くと興味深い。

 個人的に大好きなのが8th『Album』。特に1枚目には、曲間にまで美しい緊密な流れがあってスキップなどしようもない。オープニングの、後期を代表する名曲「TAKE MY HEART」を聴くと、彼らが新たなステージに進んだことを思い知らされる。やさしいクリーム地にセピア色の小さな写真。こんな静謐なイメージのジャケットが示すとおり、そこには大人のグッバイがいる。初めから2枚組みを目指し、メンバーの個性が際立つバラエティの豊かさはまさに“ホワイト・アルバム”に対応している。特筆すべきはヨッちゃんのボーカルの向上。ピッチも安定して、いつの間にかシブい陰影を湛えた魅力が備わってる。それと、アーシーなロックを奏でる加賀八郎の活躍も忘れられない。メンバーが交互に登場するラストナンバー「THE DAY ILLUSION SUITE」3部作はロック組曲にして意味深な問題作。

 80年代の終わりはいろんなものが終わったけど、今思えばグッバイもその一つだったのか……。ラストアルバム『Revolution No.9』発売後90年3月にグッバイは解散したそうです(解散時の記憶が全くない)。メンバーの誰もが終わりを意識して作ったというだけあって、不思議な熱気を帯びた密度の高さに圧倒される。それは5枚目のテンションにも相当し、8枚目の全方位性とは対極を成す。でも、最後だけちょっと間があって「Forever Friends」でさりげなく終わるところがグッバイ流美学。あくまでも自分たちのバンドを深化させたこのアルバムはだからいつまでも古びることがないんだと思う。